先日、友人と食事をしていた時のことです。
会計の際、私がANAカードを出そうとすると、友人がこう言いました。

友人「え、その店、〇〇Payで払うと0.5%還元だよ? もったいなくない?」

私は苦笑いしながら、そのままカードで決済しました。
この友人に限らず、世の中の9割の人は「目先の数十円、数百円」には非常に敏感です。

しかし、その一方で「マイル」という、使い方によっては「1マイル=5円〜10円」にも化ける
最強の通貨については、驚くほど無頓着です

なぜ、これほどまでに「格差」が生まれるのでしょうか。
MoneyPilotの管理人として、ふと考えたことを書き残しておきます。

理由はシンプル。「換金」までの距離

結論から言うと、多くの人がマイルを選ばない理由は「脳への報酬が遅いから」だと私は考えています。

  • ポイント還元: 決済した瞬間に「30ポイントGET!」と画面に出る。すぐにコンビニで30円として使える。
    → 脳が即座に快感を得る。
  • マイル: 貯まってもすぐには使えない。航空券に変えて、実際に飛行機に乗るのは半年後。
    → 快感が遠すぎてイメージできない。

人間は本能的に、遠くの大きな利益より、
近くの小さな利益を優先するようにできています(行動経済学でいう「双曲割引」です)。

だからこそ、ほとんどの人は「今すぐ貰える30円」を拾いにいきます。
そして、「半年後のハワイ旅行」を捨ててしまうのです。

「面倒くさい」は最大の参入障壁であり、守り神

もう一つの理由は「複雑さ」です。

「マイルって、航空会社のサイトとか見なきゃいけないし、交換レートとか難しそう…」

その通りです。面倒くさいです。
ポイントなら「1ポイント=1円」。何も考えなくていい。

しかし、投資の世界にはこういう言葉があります。 
「人の行かない裏道にこそ、花は咲く」

みんなが「面倒くさい」と言って避ける場所だからこそ、そこには「歪み(バグ)」が残されています。
誰でも簡単にできることなら、とっくに改悪されて旨味なんてなくなっているはずです。

マイルでお得に旅行ができるのは、「勉強して、仕組みを作った少数派」だけに許された特権なのです。

▼ ポイント通帳の数字を眺めて死にますか?

私たちがマイルを貯める本当の理由は、節約のためではありません。
家族やパートナーと「死ぬまで残る思い出(記憶の配当)」を作るためです。

「せっかく貯めたマイルを使うのがもったいない…」
そう感じてしまう人は、この本を手に取ってください。

『DIE WITH ZERO』
全部読む必要はありません。パラパラとめくって「思い出は、後から福利で増えていく」というページを見るだけで十分です。
「あ、次の休みは旅行に行こう」と、自然と身体が動くようになります。

※「アリとキリギリス」のアリのように、
働くだけ働いて楽しみを先送りにしてしまう日本人への「処方箋」です。

「移動費0円」の世界線では、旅の質がガラリと変わる

マイルを貯めると、単に「タダで旅行に行ける」だけではありません。
最大のメリットは、「本来なら航空券に消えるはずだった5万円〜10万円が、そのまま手元に残る」ということです。

多くの人は、その浮いたお金を貯金に回そうとしますが、私はあえて「宿のグレードアップ」に使うことをおすすめしています。

  • いつものビジネスホテル → 露天風呂付き客室
  • 素泊まり → 地元の美食懐石プラン
  • 1泊2日 → もう1泊延長してのんびり

「移動はマイルで賢く節約し、滞在は思いっきり贅沢にする」。
これこそが、忙しい会社員に許された最高のメリハリです。

私がマイル旅で浮いた予算を使って、よく利用している予約サイトを目的別にまとめておきます。
次の旅行の計画を立てる際、航空券代を「0円」と仮定して、浮いた予算でどんな宿に泊まれるかチェックしてみてください。

💎 記念日や自分へのご褒美なら「一休.com」

厳選された高級宿しか載っていないのでハズレがありません。タイムセールが狙い目です。

👨‍👩‍👧‍👦 家族旅行や安心感重視なら「JTB」

やはり最大手。何かあった時のサポートや、家族向けプランの豊富さはNo.1です。

💰 ポイント・クーポン重視なら「じゃらん」

Pontaポイントを貯めたい方や、直前割クーポンを探したい方はこちら。

結論:私はこれからも「変人」でい続ける

友人がスマホ決済で30円を得て喜んでいる横で、私は静かにマイルを積み上げます。

その30円の積み重ねが、将来的に大きな差になることはありません。
しかし、私が積み上げたマイルは、数年後に「ビジネスクラスで優雅に欧州へ」という、
お金では買い難い体験に変わります。

「なんか難しそうなことやってるね」 そう言われることこそ、MoneyPilot読者にとっては最高の褒め言葉です。

大衆と同じ行動をしていては、大衆と同じ結果(資産)にしかなりません。
これからも、淡々と「他人と違う最適解」を選び続けていこうと思います。