はじめに:フィッシュ&チップスが「2人で1.1万円」の絶望
昨年秋、私はパートナーと共に11日間の日程でヨーロッパ(ロンドン、バルセロナ、イビサ島、マドリード、トレド)を周遊してきました。
久しぶりのヨーロッパ。街並みの美しさや空気感は最高でしたが、それ以上に私たちを驚かせたのは「殺人的なインフレと円安」の現実でした。
ロンドンに到着して最初の食事。パブで名物のフィッシュ&チップスとビールを注文した時のこと。お会計のレシートを見て、一瞬目を疑いました。日本円にして「11,274円」。
もちろん2人分とはいえ、ちょっとしたパブ飯で1万円が飛ぶ世界線です。スペインに移動してからも、バルセロナの美味しいパエリアで約1万円、市内のちょっとしたUber(タクシー)移動で数千円があっという間に溶けていきました。
「今の時代、普通の会社員がヨーロッパに2人で行くなんて無理ゲーだ」
もしあなたがそう思っているなら、半分正解で、半分間違いです。確かに何の知識も持たず「すべて現金」でまともに手配すれば、2人で80万円〜100万円コースの出費は免れません。
しかし、正しい「仕組み」を持っていれば、そのハードルは劇的に下がります。今回は、私たちがこのインフレ地獄をどう無傷で乗り切ったのか、その費用の全貌とカラクリを公開します。
「羽田⇔ロンドン」の航空券を5万円台で確保したルート戦略
今回の11日間の周遊で、私が支払った「日本からロンドンへの往復航空券代」はいくらだったと思いますか?
答えは、私1人分でたったの「52,940円」です。
なぜこんな破格で済んだのか。それは、日本からの長距離フライトの航空券本体の価格を「ANAマイル(提携のシンガポール航空を利用)」で全額カバーし、手出しを燃油サーチャージや諸税のみに抑えたからです。
あえて「シンガポール経由」を選んだ理由
今回のルートは、「羽田発 → シンガポール(チャンギ空港)経由 → ロンドン着」という往復ルートでした。
「直行便や中東経由じゃないの?」と思うかもしれません。しかし、これには明確な投資対効果(ROI)の理由があります。
マイルを使った特典航空券の争奪戦において、欧州直行便は文字通り「プラチナチケット」です。さらに、日系の直行便はサーチャージが非常に高く設定される傾向にあります。
そこで視点を変え、シンガポール航空を経由地に選びました。サービスが世界最高峰である上、経由地のチャンギ空港は巨大なエンターテイメント施設(当時、深夜の空港でSTAR WARSのPOP UPショップまで堪能しました)です。
「少しの移動時間を許容する代わりに、確実な空席と劇的なコストダウンを勝ち取る」。この柔軟なルート戦略が、ヨーロッパ2人旅を現実のものにしてくれます。
マリオットポイントで「宿泊費」を消滅させる
航空券の次に重くのしかかるのが「ホテル代」です。
ロンドンやバルセロナのホテルは、ビジネスホテルクラスでも1泊3万円〜5万円はくだらない異常事態でした。
しかし、ここでも私たちの現金の持ち出しは最小限です。
ロンドンでの「Aloft London Excel」や「Four Points Flex」、バルセロナでの「AC hotel som」といった素晴らしいホテルでの宿泊費を、「マリオット・ボンヴォイのポイント(合計約176,500pt)」を投入して数泊分を無料(ポイント宿泊)にしたからです。
「陸マイラー」は才能ではなく仕組みである
「結局、出張族や金持ちしかできないんでしょ?」
いいえ、違います。私はごく普通の会社員です。
日々のスーパーでの買い出し、電気代やガス代、そしてふるさと納税。これら生活に必須な支払いを、すべて「マイルが貯まるカード」や「ホテルポイントが貯まるカード」に集約しただけです。
現金で払えば「ゼロ」。カードで払えば「ヨーロッパの航空券とホテル」。
航空券とホテルという『2大固定費』を事前にポイントで消し去っていたからこそ、私たちは現地のフィッシュ&チップスやパエリアに、躊躇なく1万円を払う「経験への投資」ができたのです。
【周遊の壁】クレカが止まる!? 海外通信の「落とし穴」
さて、予算の問題をクリアしたら、次に現地で立ちはだかるのが「通信手段」という目に見えない壁です。
今回の旅程のように「イギリス(ロンドン)」と「スペイン(バルセロナ等)」を周遊する場合、通信の確保が非常に厄介になります。
なぜなら、イギリスは「EUを離脱」しているからです。
安価なヨーロッパ周遊用SIMカードやローミングプランの中には、「イギリスは対象外」あるいは「別料金」となっているトラップが仕掛けられていることが多々あります。
さらに、海外旅行において最も恐ろしいトラブルをご存知でしょうか?
それは、「クレジットカードの不正利用防止ロックがかかり、日本の電話番号宛のSMS(ワンタイムパスワード)が受け取れず、現地で一切の決済ができなくなる事態」です。
データ通信専用のeSIMだけを買って安心していると、いざUberを呼ぼうとした時や、ネットで特急列車を予約しようとした時にSMS認証を求められ、完全に詰みます。
通信の最適解:「楽天モバイル」×「トリファ」の二刀流
この致命的なリスクを完全に排除し、かつ最安でヨーロッパ周遊の通信を乗り切るための「MoneyPilot流・通信の最適解」。
それは、『楽天モバイル』と『トリファ(trifa)』のハイブリッド運用です。
【防御の盾】SMS受信と緊急用の「楽天モバイル」
まず、あなたのスマホのサブ回線(デュアルSIM)として、日本にいる間に『楽天モバイル』を入れておいてください。
楽天モバイルの最大のバグ(異常なメリット)は、「追加料金ゼロで、海外72の国と地域で毎月2GBまで高速データ通信が使え、かつ日本の電話番号でSMSが無料で受信できる」ことです。
これにより、海外のレストランでクレジットカードのSMS認証を求められても一瞬でクリアできます。万が一、メインの通信にトラブルがあっても「2GBの緊急用回線」が自動で起動するため、海外で迷子になるリスクが完全に消滅します。
月額1,000円ちょっとで持てる「最強の海外旅行保険」です。
【攻撃の矛】国境をシームレスに越えるeSIM「トリファ(trifa)」
しかし、楽天モバイルの「2GB」だけでは、11日間の旅行でGoogleマップやUber、Instagramを使い倒すには到底足りません。
そこで、メインのデータ通信用として投入するのが、アプリ一つで完結するeSIM『トリファ(trifa)』です。
出発前に日本でアプリをダウンロードし、ヨーロッパ周遊プラン(イギリス・スペイン両対応)を購入して設定を済ませておくだけ。
ヒースロー空港に着陸した瞬間から電波を掴み、数日後にスペインへ移動した際も、何の設定もいじらずに自動で現地の最適な回線に切り替わりました。
物理的なSIMカードの差し替えがないため、「日本のSIMを落として失くす」という最悪のリスクもゼロです。
ヨーロッパの複雑な交通網を使いこなし、各種デジタルチケットをスムーズに表示させるには、到着直後から「シームレスに繋がる」大容量のデータ通信環境が絶対条件になります。
▼ アプリで最短3分。Wi-Fiルーターの持ち運びはもう不要
> 海外eSIM No.1アプリ トリファ で通信を確保するまとめ:一生の思い出を「日常の支払い」で錬成しよう
フィッシュ&チップスに1.1万円を払う現実は変えられません。
しかし、「移動」と「宿泊」のコストを極限まで圧縮し、「通信と決済のトラブル」を事前装備で排除すれば、浮いた現金を「現地での最高の体験」に全振りすることができます。
海外旅行は「お金が貯まってから行くもの」ではありません。
「日々の生活費をシステム化し、自動で生み出したマイルとポイントで行くもの」です。
まずは次の休みに向けて、通信手段のアップデート(楽天モバイル×トリファ)から始めてみてください。あなたの旅の快適度と安全性が劇的に向上するはずです。
